フレドリック・ブラウンがブーム?
約五十年前に没したこの作家が復活ブームなら。
「ああ、もっと書いておけば良かった」も★★★3つくらいになるかな。『NADS21』139ページ下段。
ブームの予感その一。あるホラー作家の新刊の前世ミステリを読んでいたら、実は前世ミステリではないのだが、まったくの場違いに、星新一訳のあの本(画像参照)が引き合いに出されていた。
ブームの予感その二。なんと『シカゴ・ブルース』が新訳でリバイバル。(画像参照)
ところが、この本の旧訳を探してみたら。ないのだ。地下室書庫の奥深くまで探索して三日間もかけたが、見つからない。サンリオ版一冊と、創元文庫(マーク入り)の二十一冊。ほとんど高校時代に買ったもののようだ。(画像参照)↑
別冊宝石の一冊もあるけれど、書庫のもっと奥深くなので、発掘できなかった。
あとは、HPBのSFなど。
なぜ『シカゴ・ブルース』の旧訳がないのかというと。創元文庫版が出た一九七一年には、すでにブラウン離れが確定していたようだ。
本を手放さなかったのは、感傷のため。
そういえば、ブームの先鞭ともいうべき『フレドリック・ブラウンSF短編全集』全三巻も、書棚を探したら、二冊しかなかった。まったくお粗末。
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