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荒畑寒村とビッグ・ビル・ヘイウッド

荒畑寒村とビッグ・ビル・ヘイウッド

 これは、「ああ書いておけば良かった」の前世紀の分。
 増補版(NADS98)のⅡ章、100ページ上段の真ん中あたりに挿入したかった一節。
 革命ロシアに潜入した寒村が、そこで亡命中のIWWの指導者をみかけ、その消沈ぶりに打たれるシーンだ。「ワン・ビッグ・ユニオン」を旗印にしたIWWの革命的労働運動の意義は、ロシア・マルクス主義者には理解されず、ヘイウッドは失意のまま葬られた。



 増補版を増補する機会があれば……と、虫のいい見通しを立てていた時もあるにはあったが。
 じっさいには、幻の頁になってしまった。
 というわけで、残念度は最高の★★★★★

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